サポーター企業 コープ葬祭 代表取締役 藤原 由佳様

唐樋駐車場

2025年3月山口県萩市唐樋町に県内で初となる「みんなの防災倉庫」を設置いたしました。
倉庫内には、災害時に必要なブルーシート、玉紐、簡易トイレ、緊急工具セット、

給水タンクなどが備えられており、地元住民が利用できます。

株式会社コープ葬祭 代表取締役 藤原由佳様に導入までの経緯などをお伺いました。

― みんなの防災倉庫プロジェクトに参加されたきっかけは?


地域で暮らす方々に「安心」をお届けすることは、私たちコープ葬祭の使命の一つです。
今回のお声がけをいただいた際、「防災」というテーマを「地域のいのちと暮らしを守る活動」として捉え、企業としての社会的責任と、地域貢献の新しい形を感じました。
お葬式の仕事は【いのち】に寄り添う仕事です。その延長線上に「いのちを守る」防災への取り組みがあると感じ、ぜひ参加させていただこうと決意しました。



― 企業として、これまでの防災への取り組みについて教えてください。

コープ葬祭では、全社で「災害時の行動ガイドライン」や「避難訓練マニュアル」を整備し、定期的な防災訓練を実施しています。
災害発生時にもお客様のご葬儀やご供養が滞らないように体制を整えています。
さらに、社員一人ひとりが地域防災の一員であるという意識を持ち、地域の避難情報や防災ネットワークと連携できるよう努めていきます。



― CSRや地域貢献への取り組みについて教えてください。

私たちは「感謝と感動の創造が利益につながる事業活動」を掲げています。
CSRは特別な活動ではなく、日常の業務を通して地域に恩返しをしていくことだと考えています。
地域の方々に寄り添うセレモニー、終活セミナーの開催、そして今回の防災倉庫設置など、すべての活動の根底には「地域に笑顔を咲かせたい」という想いがあります。



― 設置されるにまで大変だったことは何ですか?

防災倉庫の設置にあたっては、自治体や自治会の調整、設置場所の確保、備蓄品の選定など、多くの方々との協議が必要でした。
特に「誰のために・どんな時に・どのように使うか」を明確にすることに時間をかけました。しかし、地域の方々のご理解とご協力を得られたことで、最終的には「地域みんなで守る倉庫」として設置できたことを嬉しく思っています。



― みんなの防災倉庫を設置してみての変化などはありますか?

設置後は、地域の方々や自治体職員の方々と話す機会が増えました。
防災をきっかけに「お互いを助け合う関係」が生まれ、地域との絆がより強くなったと感じます。
また、社員の防災意識も高まり、日頃の安全確認や地域清掃などの活動にも取り組むようになりました。
この防災倉庫の設置は、私たちが心を込めて地域の安心を育てていくという想いを形にする、大切な一歩になったと感じています。



― ご要望はありますか?

この「みんなの防災倉庫プロジェクト」は、企業・地域・行政が一体となって地域の安全を守る素晴らしい仕組みです。
今後は、定期的な防災訓練や物資の更新に加えて、地域住民の方々が“気軽に立ち寄れる防災拠点”となるような取り組みが進むことを期待しています。
また、他地域にもこの輪が広がり、「安心のネットワーク」が連携していくことを願っています。



― 今後の地域での活動を教えてください。

私たちコープ葬祭は、「感謝をつなげ笑顔をさかせ幸福をつむぐ」という理念のもと、お葬式だけでなく「生きる・暮らす・守る」のすべてにおいて、地域の方々と共に歩む企業を目指しています。
防災倉庫の設置を通じて、「安心を届ける」という新しい形の地域貢献をこれからも広げてまいります。

左から
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会 代表理事 益本秀則
株式会社コープ葬祭 代表取締役 藤原由佳様
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会 理事 今井大造

インタビュアー

みんなの防災倉庫普及協会

技術責任者 防災士

宮地 寛将

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